「パソコンの画面で見た時は完璧だったのに、仕上がってきたカードを見たら何かが違う……」
これは、初めて印刷通販を利用する方が直面しやすいトラブルです。
モニター(画面)と印刷物(紙)では、色の表現方法や仕組みが根本的に異なります。
せっかくのデザインを台無しにしないために、データ入稿前に必ずチェックすべき「3つの落とし穴」と、その回避策を解説します。
1. 「塗り足し」不足による白フチの発生
印刷された用紙をショップカードのサイズに断裁する際、機械の性質上、どうしても数ミリのズレが生じることがあります。
もし、仕上がりサイズぴったりまでしか色や写真が入っていないと、断裁が少しズレただけで用紙の端に「白い隙間」が出てしまいます。
- 対策:背景に色や写真を配置する場合は、仕上がりサイズよりも**上下左右に3mmずつ大きく(塗り足し)**作成してください。これにより、断裁がズレても余白が出ません。
2. 「解像度」不足による画像の粗さ
スマホやPCの画面は「72dpi」という解像度で綺麗に見えるようになっていますが、印刷物には**「300〜350dpi」**という高い解像度が必要です。
Webサイトから拾った画像や、アプリで極端に加工・圧縮した画像を使用すると、画面上では綺麗でも、印刷するとボヤけたり、ドットが目立つ粗い仕上がりになります。
- 対策:使用する写真やロゴは、印刷用(高解像度)のデータを用意してください。拡大して表示した際にギザギザが見える場合は、解像度が不足しています。
3. 「RGB」と「CMYK」の色味の違い
ここが最も多いトラブルです。
モニターの色は「光の三原色(RGB)」で表現されますが、印刷インクは「色の三原色+黒(CMYK)」で表現されます。
RGBで作られたデータをそのまま印刷(CMYK変換)すると、全体的に色がくすんで暗くなる傾向があります。特に、鮮やかな蛍光色や明るいブルーは再現が困難です。
- 対策:デザインソフトの設定を最初から「CMYKカラー」にして作成するのがベストです。もしRGBで作成してしまった場合は、色が変化することを前提に、少し明るめに調整するか、試し刷りをおすすめします。
まとめ:オンデマンド印刷なら「試し刷り」ができる
データ作成には専門知識が必要な部分もありますが、これらの基本を押さえるだけで仕上がりは劇的に向上します。
それでも「大量に刷って失敗するのが怖い」という場合は、オンデマンド印刷の強みである**「小ロット発注」**を活用してください。
まずは最小部数(10枚〜100枚)で注文し、現物の色味や画質を確認してから増刷すれば、リスクをゼロにできます。
当店では、初心者の方でも安心してご利用いただけるよう、**「塗り足しガイド付きのテンプレート」**を無料で配布しています。ぜひご活用ください。
